ポストクラシカルを聴こうな。
今日からたまに、更新していきたいなと思っては、いる。
ポストクラシカルと言う言葉を知っている人は決して多くはないんじゃないでしょうか。
まあでもクラシカルと冠している通り音楽のジャンル名なのですが、今日はこれについてつらつらと述べていきたいなあ、なんて思っておりますね。
しかしこれが難しい、定義が人によってかなりまちまちなんですね。
【クラシック+エレクトロニカ】とか基本的に言われたりしますが、広義的にはこれで合ってると思います。多分。【クラシック+アンビエント+生感】ともいえますよね。
アンビエントというのはそこまで曖昧なジャンルではありません、ブライアンイーノと言う音楽界の巨匠中の巨匠なのですが、まあその彼が提唱したジャンルです。
【ambient=環境】からアンビエント=環境音楽へと変遷しました。
フワーッとした宙に浮くような音が漂っているようなイメージの音楽です。
ドローンとかもアンビエントの仲間ですよね。
ちなみにエリック・サティと言うクラシック作曲家はご存知ですか?
彼の作曲したジムノペディという楽曲は環境音楽(アンビエント)の祖とされていますね。
造詣を深くしたければ聴いてください。
【ポスト+〇〇←音楽ジャンル】みたいなの多くないですか、ポストロック然りね。
ポストクラシカルは基本的にはiTunesでは【Classical 】【New Age】【Electronica】にカテゴリされている事が多いんですが、じゃあNew Ageって何?ってまあどんどん話が逸れていくんですね。
そろそろ方向修正しますね、そろそろ。
実際に聴いてみたほうが早いと思うので、一聴してみてください。
ポストクラシカルとカテゴライズされているアーティストとしては最も有名ではないでしょうか?
Ólafur Arnalds - saman 【クラシック(ピアノ)+生感】
アイスランド人のアーティストであるOlafur Arnaldsのsamanという曲でしたが、どのように感じましたか?
ポストクラシカルは【生感】が圧倒的に他よりも強いジャンルなんですね。
鍵盤を押す音からペダルを踏む音、部屋の空気感までもが、月並みな表現ですが真空パックされたかのような表現を基本的に持っているジャンルだと言えます。
「 ただこれ、ピアノソロじゃん!!」とか「クラシックとアンビエントどこいった!」とか言われそうなんですけど、まあそこはポストクラシカルというジャンルの曖昧なところなんですよね。
タイトルが「ポストクラシカルを解き明かす」なので、僕もまだ解き明かしていないので許してください。
前回の曲は【生感+現代クラシック(ピアノ)】でしたが、今回はそれに【アンビエント】を足してみようと思います。
Goldmund - Sometimes 【クラシック(ピアノ)+生感+アンビエント】
アメリカ人ピアニストであるGoldmundのSometimesという曲で、自身も強く思い入れがある楽曲です。アンビエントがピアノに纏っているだけで更にポストクラシカル然とした様相になりますね、どう感じますか?
彼の楽曲は多くの場面でアンビエントが登場しますがこれが良い例だと思います。
宣伝なのですが、今年は2年に1回開催されるPIANO ERAがございますね、今年が4度目らしいのですが今回このGoldmundも10年ぶりに来日という事で(本国でも激レアなので)是非聴きに行くべきかなと思います。
僕もいきます。
聴こうな、ポストクラシカル。